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カフェの件で再び考えたこと。

2012年03月24日 14:25

こんにちは。


シンガポールは、この数日午後に激しいスコールがやってきます。
水曜日の夕方は、夫がSMSで「今、外を見てごらん」と。

雨上がりの空に、夕映えが虹のような色を放って
まるでオーロラのように幻想的な景色が広がっていましたよ
一時間ほど続いていたので、ご覧になった方もいらっしゃることと思います。


憧れのウユニ塩湖に思いを馳せました。
一生のうちに一度、ぜひ訪れてみたい場所の一つです。


2251898419_f781ff6146.jpg
美しいウユニの写真。Zaturnoさんよりお借りしました。ありがとうございます。

                 


今日は、私の個人的な2つのエピソードをお話します。
きっと数日前のカフェでの出来事を記事にしなければ
これらの事柄を記すこともなかったと思います。


前記事と併せて目を通していただくことで、
何かを考える、きっかけの一端となれば幸いです。







昨年の一時帰国は父の一周忌法要と休暇を兼ね10日ほど。
羽田便で深夜到着しました。
最終リムジンバスにて新横浜駅へ。
駅構内の乗車口より並び、タクシーを利用しました。



乗り込む前、夫婦2人分の大きなトランクを、
後ろに詰める手助けをしてくれるため降りようとする運転手さんに
夫は「いいです、大丈夫です」と、つたないながらも日本語で声をかけ、自ら運びました。
(中華系シンガポール人の夫は、簡単な日本語を話します。)





私の実家は、新横浜から車で20分ほどの場所にある新興住宅地。
いくつかのルートがあるので
○○経由で、○○の先の○○へ、と説明をすると
「承知いたしました」と返事があり、車はスタートしました。


車窓の景色に時折目を向け「噂通り暗いなぁ、良く見えない・・・」などと思いつつ
夫と英語で翌日からの予定についてなどを話していると



ほどなくして真っ暗な一角で車はストップし「お客さんの言った場所はここです」と。
一瞬何が起こったか理解できず、言葉を失う私に
運転手さんは再びたたみかけるように
「お客さんの言った場所は、ここです」と。


そこは、実家から車で20分ほどの公団住宅の並ぶ一角にある公園。
もちろん目的地ではありませんし、名称も間違えるような可能性の薄い、全く別のものです。



ぱっと頭にひらめいたままを口にしました
「私達2人とも、外国人だと思ってませんか」


どうやら図星だったようで
運転手さんの態度は一変。そのあと震えながら謝罪を繰り返し
メーターをここでストップするから許して欲しい、と。




お金ではないんです、そういうことではないんです。
1年ぶりの日本なんです。自分の「家」に帰って来たんです。



頭の中で、そんな言葉がぐるぐる回っていたけれど
・・・・・・・・・・何をどう話せばいいのか、考えもまとまらず
まとめる気力もなく・・・・・・結局到着まで、黙っていました。




Japan,Hokkaido+tour+MayJuly+2010+073_convert_20100903131950[1]




5年前の7月、先に一時帰国していた私に続き
夫が単身日本に向かいました。



かねてから入院していた母の状態が急変したためです。



成田便で早朝着き、リムジンでYCATへ。
そこから病院までタクシーを利用しました。


タクシーに乗る前、公衆電話から夫の一報を受け
母に「もうすぐだよ、もう帰って来るから!」と
耳元で何度も声をかけました。


母は「わかった。待っているから・・・待っているからね」と
そのたびに笑顔を見せていました。



             



幹線道路沿いを走る分かりやすい道ですし、市内では名の通った総合病院です。
仮に渋滞などがあっても、1時間以内に到着するはずの夫は
2時間以上経過しても姿を見せず
当時は、ローミングの電波も今ほど発達していなかったため
日本に到着したばかりの夫の携帯とは連絡がつかず
気を揉みつつ、到着を待つ家族の目の前で
ほんの数時間の間に母の状態は、刻一刻と変化し・・・



夫が到着した時は
母はもう、目を開けられず、話もできず
うなづくことさえ、できなくなっていました。



その時の、夫いわく
「場所がわからなくて大変だったけれど、運転手さんは、いろいろと調べて周ってくれた」



             



その日の夜遅く、母は父、弟家族、私達夫婦の見守る中
空へ旅立ちました。



Japan,Hokkaido+tour+MayJuly+2010+045_convert_20110822134610[1]



私達夫婦は、この出来事を悲しみと悔しさという思い出にすることは
一生自分たちを苦しめることになると知っていても
実際、前向きな意味を導きだすのに
たくさんの月日や、さまざまな出来事を必要としました。




そもそも出来事、それ事態は、ただ起こるだけ。
いい、悪いということはなくすべてはニュートラル。


それを判断するのは、あくまで自分。
立場が変われば、見方も変わる。




コインの表裏のように、すべては表裏一体。
どちらか一方ではなく、両方が存在している。




自分の生まれ育った国以外の土地で
国籍の違う、さまざまな人達と暮らし
文化、風習の異なる人と結婚したことによって
きっと私は、さまざまなことを経験する中で
たくさんのことを学ぶチャンスを得ているんだな・・・



今はそう、自然と思えるようになりました。



o0500037511108240339_20120324154618.jpg





前回、今回と、重たい内容の記事でしたが
最後まで目を通していただき、どうもありがとうございました。



今、私の住むエリアは
スコールが明けて、青空が再び顔をのぞかせています。


ここ数日、ヘイズも少しあるようですが
みなさま、体調に留意して
どうぞ楽しい週末をお過ごし下さいね





noriko


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